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「沈黙」

沈黙 (新潮文庫)沈黙 (新潮文庫)
(1981/10)
遠藤 周作

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江戸時代、キリスト教弾圧に耐える司祭・信者の葛藤を描いた、遠藤周作の代表作。

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個人的に思うことは2点。

①絶対的存在への信仰はそれ自体が苦行になりうる。

神の存在を信じること自体は、日常において様々な効用をもたらす。
迷った際に指針となり、また、辛いときには支えともなる。

一方で、信じる心が揺らぐ瞬間がある。
たとえば沈黙で描かれるように、神を信じることで辛さが増すような状況。
この際、信者は単なる辛さに加え、信じることが出来ない自分への軽蔑という、更なる辛さを味わう必要がある。
信じれない自分がダメなんだ、そう思うことがどれだけ辛いかは、経験したことがある人ならばお察しの通り。

宗教は日々の生活を安らかにし、不安を取り除くためのものであるはずだ。
そんな宗教が、人に対して不安をもたらすのは、なんだか辛い。
自分の相対的感覚を納得し、覚悟するような宗教が人間にとって素直に入るのではないかと思う。
しかし、個々の思想や宗教は信仰していないし、知識としても全くなので、分かりません。

②布教

布教の是非は問わないけれど、布教により人が信仰を転じたり、開始するに至るのはどういったときなんだろう。
なぜキリスト教が布教活動に成功し、世界であれだけの信者を持つに至ったのか。
また、現在でも同じだけの布教活動が成功しうるのか。
そのあたりが知りたい。
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