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「とっぴんぱらりの風太郎」


とっぴんぱらりの風太郎とっぴんぱらりの風太郎
(2013/09/28)
万城目 学

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本書、ひとことであらすじを述べれば、伊賀の忍者が里を追い出され、途方に暮れる小説である。題名も題材もひたすらに外してくる。それが、なぜかしっかりとしたストーリーに仕上がり、これほどの長編であっても結果として上手くまとまるのだから不思議である。テンポのよい文章に、クスっとさせる表現、キャラクターの魅力、といった点は基本的に他の作品と同様。異なる点をあげるとすれば、従来の作品よりも「まじめ」要素が強い点であろうか。特にラストではまじめになりすぎた結果、ストーリーが透けて見えるので少し残念であるが、補ってあまりあるくらい、まじめさによって読み応えが増した印象だ。

それにしても、相変わらず変な題名の小説である。「とっぴんぱらりのぷう」とは話の終わりに用いる言葉のようで、めでたしめでたし的なもののようだ。ほかの作品の題名もそうであるが、作者、とにかく「外した」面白さ、みたいなのにこだわりが強い。

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万城目学の小説は目に付く限り読破したようだが、個人的な万城目作品の好みは

風太郎=しゅららぼん>ホルモー=プリンセス・トヨトミ>鹿男>かのこちゃん

という感じか。

ホルモーやプリンセス・トヨトミは妄想の限りを表現したユニークな作風に、くすっと笑わせる表現、キャラクターの魅力が秀逸である。鹿男は、ミステリー要素が上手く組み合わさって、ホルモーからの進化を感じる一方、なんとなく浅く感じたのも事実。しゅららぼんはホルモーと鹿男のよいところが混じったような感じ。かのこちゃんは、ほのぼのできるけど、なかなか評価し難い。
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