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「男の一生」


男の一生 上 (日経文芸文庫)男の一生 上 (日経文芸文庫)
(2014/01/09)
遠藤 周作

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前野長康(将右衛門)のお話。前半、秀吉と共に成り上がっていく様に歴史小説としての面白さを感じる。しかし後半部では一転、どうしようもない人生を諦観するかの如く、淡々と政治・権謀術数が生み出す行き詰まり感が描かれていく。

秀吉は、子供のころからなんとなく好きな武将である。本当に耄碌してしまったのか、それとも、天下を取るまでと天下を取った後では同じ人物であっても為すことが変わるのか、それは分からないものだ。朝鮮出兵も、最初は思いつきであったのかもしれないが、このストーリーに乗せてしまえば、武将の力を削ぐことにのみ力点が置かれたかのようである。人員配置のみで、自分の手を動かさずに操ってしまう能力は尋常ならざるものである。

切支丹の話がそれほど絡んでこなかったことに少し意外さを感じたが、著者が描きたかったであろうことに頑張って思いを馳せてみよう。
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